ダックスフンドの寿命は?掛かりやすい病気や対策・食事について

 

住環境の変化に伴い、小型の室内犬として高い人気を誇るダックスフンドですが、飼われている数が多い分、病気を発症するケースも多くなっています。

 

室内で飼われているダックスフンドは、滑りやすいフローリングや、その胴長体系から腰椎ヘルニアになる傾向が強いことでも知られています。

 

こちらのページでは、ダックスフンド平均的な寿命や、かかりやすい病気、その対策についてまとめています。

 

ダックスフンドを飼われている方で、愛犬の健康が心配な飼主さんの参考になれば幸いです。

 

※目次を開くと見たい項目から読むことが出来ます。

ダックスフンドの特徴

 

まず、ダックスフンドという犬種の特徴と、その種類について説明しておきたいと思います。

 

ダックスフンドは、土に穴を掘ってもぐれる犬として、ドイツで品種改良され生まれた犬種だと言われています。

 

ダックスフンドという名前の意味は「穴熊犬」ということらしいですが、穴を掘ることに適した細長い胴体と短い手足は、穴を掘り進めることに適した体形をしています。

 

キツネやアナグマ、ウサギやテンなど穴にもぐる小動物を狩るため、追い立てて穴に潜り進む役割を担っていたのですが、小柄でキュートなビジュアルは、日本国内では室内犬として人気を集めるようになりました。

 

ダックスフンドの寿命

 

平均寿命も比較的長い犬種として知られていて、15才〜16才、中には20年以上生きたという例も少なくないようです。小型犬の中でも長生きしてくれるので、家族の一員として愛され、非常に人気の高い犬種でもあります。

 

 

ダックスフンドの種類

 

ダックスフンドは、サイズや被毛の毛質によってその呼び名が変わるという特徴があります。

 

ここでは、胴回りの大きさで分類される3つのタックスフンドの種類と、毛質によって分けられる3種類のダックスフンドについて解説します。

 

サイズ別分類@:スタンダードダックスフンド

 

キツネやアナグマを巣穴の中まで追いかけて行けるように品種改良された犬種で、胴回りが35p以上のものをスタンダードダックスと呼びます。

 

 

サイズ別分類Aミニュチュアダックスフンド

 

狐や穴熊よりもさらに小さい、テンやウサギなどの小動物の巣穴まで追っていけるよう、さらに品種改良されたのが、ミニュチュアダックスフンドです。

 

ミニュチュアダックスは、胴回りが31p〜35pとされています。

 

 

サイズ別分類Bカニヘンダックスフンド

 

そして、さらに小柄に品種改良を加えられたのがカニヘンダックスフンドで、胴回りは30p以下になります。

 

 

毛質分類@ロングコートダックス

 

体毛が長いダックスフンドのことをロングコートといい、国内でも人気があります。

 

 

毛質分類Aスムースコートダックス

 

逆に、体毛の短い短髪なダックスをスムースコートと呼びます。

 

 

毛質分類@ワイヤーコートダックス

 

そして、テリア系の要素が強いダックスを、ワイヤーコートと呼びます。

 

 

ダックスフンドの種類まとめ

 

以上のように胴回りなど体の大きさで分類される3種と、毛質によって分類される3種に分かれるわけですが、体毛の違いは掛け合わせた犬種の違いから生まれたもので、個体の性格の傾向が強いとされています。

 

 

ダックスフンドのかかりやすい病気|症状・原因・治療

 

それでは、ダックスフンドが掛かりやすい病気について、代表的なものをひとつひとつ解説していきます。

 

 

掛かりやすい病気@:椎間板ヘルニア

 

胴長のダックスフンドは、腰に負担が掛かりやすく椎間板ヘルニアを発症するケースが後を経ちません。

 

 

ヘルニアになる原因

 

ダックスフンドの体を中央で支える背骨は、胴長体系のせいで負担が大きくなってしまいがちです。
このため、脊椎と脊椎にある椎間板やまわりの部位が圧迫され神経に触れてしまうことで、痛みを伴いますが、直接の正確な原因については分からないことが多いです。

 

一般的には、前述したような体系の問題や滑りやすい床が発症に関連していると言われています。

 

ヘルニアの症状

 

椎間板の症状としては、足を引きずる・散歩に行きたがらないなど、動作に支障が出たり、痛そうに鳴く・背中を撫でようとすると痛がるなど、腰に痛みを感じている様子がわかります。

 

動きたがらず寝てばかりになったりすることもありますが、ヘルニアは腰だけではなく、背中・胸・首など、発症する部位が異なることもよくあります。

 

 

ヘルニアの診断と治療方法

 

椎間板ヘルニアの検査は、精密な画像診断によって行われ、神経圧迫の部位を探すのが一般的です。
軽度であれば痛み止めや抗炎症剤などの治療で安静を保ち、経過観察を行います。

 

麻痺が出たり動けなくなったり、寝たきりになったりして、症状が重度な場合は手術を検討するケースもあります。
軽度であれば投薬と安静だけで、短期間に元気で動き回れるまで回復することもあり、手術を受けた場合でも、しっかりと静養することで回復が見込めます。

 

 

ヘルニアの予防・対策

 

室内のフローリングにカーペットを敷くなど、床を滑りにくくすることや、飛び降りや急旋回など、負担のかかる動作をさせないように心がけることが大事です。

 

胴長のダックスフンドは、他の犬種よりも背骨に負担が掛かりやすいので、日常的に気を配ってあげるのが、何よりの予防になります。

 

 

掛かりやすい病気A:外耳炎

 

外耳炎は垂れ耳の犬種に多い疾患ですが、ダックスフンドも垂れ耳のため発症しやすい病気のひとつです。

 

 

外耳炎になる原因

 

ダックスフンドが外耳炎を発症する原因は、ダニや細菌によるところが一般的で、垂れ耳のせいで耳の中の通気性が悪るく、汚れが溜まりやすいことに起因します。

 

垂れ耳は、耳穴が塞がれている状態が常時続いているため、細菌やダニが繁殖しやすく外耳炎にかかりやすいのです。

 

また、耳に水が入ったまま放置した場合にも発症することがあります。

 

 

外耳炎の症状

 

耳の中に虫が入ったように頭を振る動作が多くなったり、耳を掻くことが非常に多くなります。

 

耳をめくると赤く腫れていたり、触るとクチュクチュ音がする場合も。

 

 

外耳炎の治療方法

 

犬の外耳炎での治療法は、耳の洗浄や抗生物質の点耳薬の投与で、多くの場合はこれで完治しますが、慢性化して重度になっている場合は手術が必要なこともあります。

 

治療中に耳を掻いてしまわないよう、首回りにカラーを装着したりします。

 

 

外耳炎の予防・対策

 

中耳炎や内耳炎に進行すると厄介な病気でもあるので、外耳炎にならないよう日頃から耳掃除をして、耳垢などが溜まらないようにしておいてあげましょう。

 

 

掛かりやすい病気B:進行性網膜萎縮

 

進行性網膜萎縮はダックスフンドのなかでもミニュチュアダックスに多い疾患のひとつで、PRA(ProgressiveRetinalAtrophy)とも呼ばれる網膜の病気です。

 

網膜細胞が委縮して行くので最終的には失明する恐れがあります。

 

 

進行性網膜萎縮なる原因

 

進行性網膜萎縮は遺伝性の疾患に分類され、ダックスフンドのなかでもミニュチュアダックスに多い病気です。

 

網膜にある光受容体部分に異常が生じる疾患で、網膜が少しずつ萎縮していき、最終的には視力を失い失明に至ります。

 

 

進行性網膜萎縮の症状

 

暗い場所では見えにくくなり、夕方や夜間の散歩では躓いたり物にぶつかったりすることが多くなります。

 

このため、暗くなってきた時の散歩を嫌がるようになったりします。

 

進行すると昼間でもよく目が見えないため、活動量が減り階段の上り下りでつまずいたり家具にぶつかることが多くなったりします。

 

進行性網膜萎縮は徐々に進行するため初期段階では飼主さんが気づきづらいといった特徴があります。

 

 

進行性網膜萎縮の治療方法

 

進行性網膜萎縮では、今のところ確立された治療法がありません。

 

ただ、数か月から数年の間で徐々に病気が進行するため、目が見えない状態に適応するための猶予があると考えることも出来ます。

 

幸いなことに進行性網膜萎縮は痛みを伴いませんので、目が見えなくなっても日常生活がおくれるよう、飼主さんのサポートが大切になります。

 

家具にぶつかって怪我をしないように工夫したり、安全な散歩のコースを選んであげたり、愛犬の不安やストレスから守ってあげられるようにしてあげて下さい。

 

 

進行性網膜萎縮の予防・対策

 

残念ですが進行性網膜萎縮は遺伝性疾患なので、これといった確かな予防法が存在しません。

 

ただ、遺伝性疾患であることから、次世代のことを考えた場合、進行性網膜萎縮のある血統の繁殖を行わないことが最大の予防対策となります。

 

 

掛かりやすい病気C:糖尿病

 

糖尿病はダックスフンドにおいても増加傾向にある疾患で、インスリン不足が高血糖・代謝トラブルを招く病気です。

 

 

糖尿病になる原因

 

犬の糖尿病では、膵臓で生成されるはずのインスリンが分泌されず、血中の糖分が過剰になりトラブルを起こす、1型糖尿病が殆どです。

 

1型糖尿病は、様々な要因が重なって起こるインスリン不足で、毎日の食事や運動不足などから肥満・高脂血が原因として挙げられます。

 

また、膵炎やクッシング症候群、甲状腺機能低下症などの病気から、合併症として併発するケースも少なくありません。

 

糖尿病には2型糖尿病といって、インスリンの分泌は行われているものの、その作用が弱まることで起こるケースもあるのですが、犬の糖尿病では殆ど無いと言ってもいいでしょう。

 

極稀に発情後期で黄体ホルモンが増加しているメスが一時的に発症するケースがあるそうですが、基本的に犬の糖尿病と言えば、前述したような1型になります。

 

 

糖尿病の症状

 

嘔吐・下痢・多飲多尿・痩せる・活力の低下などが挙げられます。
進行すると白内障や網膜症、昏睡などを引き起こし、クッシング症候群や膵炎、甲状腺機能低下症などの合併症を伴うこともあります。

 

 

糖尿病の治療方法

 

ダックフンドだけではありませんが、基本的には生涯にわたりインスリン投与が必要です。

 

血中や尿中の糖分検査を行い、必要な投与量を見極めたうえで投薬量を決めるのが一般的で、不足しているインスリンを補う治療です。

 

また、適切な栄養バランスを保つため、食事療法や運動療法を取り入れる必要もあります。

 

病状が進行し、神経症状や糖尿病性ケトアシドーシスを起こしているなど重度な場合は集中治療が必要なため入院させることもあります。

 

糖尿病の原因が他疾患から来ている場合は、まずその基礎疾患への治療を行います。

 

 

糖尿病の予防・対策

 

糖尿病の予防には栄養バランスの整った食事をさせてあげることと、適切な運動量の確保が大切です。

 

高カロリー過ぎるドッグフードや、おやつの与え過ぎ、太り過ぎ(肥満・メタボ)にならないように配慮してあげる必要があります。

 

※ダックスフンドがかかりやすい犬の糖尿病については、食事管理のポイントや糖尿病に適したフードの選び方など、その対策について「糖尿病の犬への食事レシピ&おすすめフード!押さえるべきポイント」というページに詳しくまとめていますのでそちらを参考にしていただければと思います。

 

 

掛かりやすい病気C:クッシング症候群

 

クッシング症候群は副腎ホルモン(コチゾール)が過剰分泌される病気で、代謝トラブルや合併症を併発しやすい疾患です。

 

別名を副腎機能亢進症といいます。

 

 

クッシング症候群になる原因

 

脳下垂体に腫瘍が出来たり、副腎そのものに腫瘍が出来たりして起こります。

 

下垂体は副腎ホルモン(コチゾール)を生成させる指令を出す器官ですが、腫瘍が出来ることにより正しく指示を出すことが出来なくなります。

 

副腎そのものに腫瘍が出来た場合は、コチゾールの生成自体に問題が生じ、いずれも分泌過剰になり、代謝トラブルを招きます。

 

また、他疾患への長期的なステロイド(コチゾールと同じ働きをするもの)投与によりクッシング症候群を発症する医原性の原因もあります。

 

 

クッシング症候群の症状

 

脱毛・皮膚異常・多飲多尿・息が荒くなる・お腹が膨れる・筋力低下・元気が無くなるなどの症状が見られます

 

 

クッシング症候群の治療方法

 

一般的には副腎ホルモン(コチゾール)をコントロールする内科的な投薬治療になります。

 

腫瘍によっては外科手術で切除することもあります。

 

また、腫瘍が悪性の場合は手術のほか、抗がん剤治療を投与するケースが出てきます。

 

※クッシング症候群を発症した犬の治療費や寿命について「クッシング症候群と診断された犬の寿命|家族が心配なあなたへ」というページにまとめましたので、ご心配がある場合は参考にしていただければと思います。

 

 

クッシング症候群の予防・対策

 

クッシング症候群についても確かな予防法は確率されていません。

 

そのため、前述した症状が見られた場合は早急に獣医師の診断を受け、なるべく早期に病気を見つけてあげることが大切です。

 

また、日頃からの栄養バランスを考えた食事なども予防には有効と考えられますので、フード選びでもなるべく良い物をチョイスしてあげて下さい。

 

ダックスフンドもかかりやすいクッシング症候群については、症状や原因、病気対策についてもかなり詳細に掘り下げていますので、是非「愛犬のクッシング症候群対策|食事でお困りの方へ」のページをご覧ください。

 

 

最後に|毎日の食事が健康を守る

最後に|毎日の食事が健康を守る

 

 

そして、寿命をのばすためには、毎日の食事が大切で、出来ればヒューマングレードで作られている無添加なドッグフードで、栄養バランスの整っているものが良いでしょう。

 

量販店で安く売られているものは、かさ増しのために、4Dミートや肉副産物といった人間には使われない原材料が使われており、保存期間を長くするため、人工的に作られた保存料や酸化防止剤が使われていて、長期間食べ続けていると犬の健康を損なう恐れがあるからです。

 

お奨めなヒューマングレードのドッグフードを紹介しておきます。

 

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ダックスフンドがかかりやすい病気とその対策についてお伝えしてきましたが、お心当たりがある場合は早め早めの受診をおすすめ致します。

 

掲載している内容については細心の注意を払っていますが、全てを保証できるものではないので、やはり獣医師さんの診断や治療を一番に考えて頂きたいと思います。

 

できれば、掛かりつけの動物病院をつくって定期的な健康診断を受けることが寿命を延ばすことにも繋がります。

 

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